突然ですが、みなさんはウォレットの復元フレーズを管理していますか?今日はマイニングから少し離れて別のネタでお話させてください。
なぜかというと、待ちに待ったCryptosteelが届きました!
こいつにアルファベットのチップを並べていくのですが、なんのために使うかと申しますと、スマホのウォレットアプリやハードウェアウォレットでは、「復元フレーズ」というものを自分で管理しなければいけません。
復元フレーズは秘密鍵を複数の英単語のグループに変換したもので、復元フレーズがあれば、水没や故障などでウォレットが使えなくなっても別のウォレットで復元することができます。
少し話がそれますが、仮想通貨の話題でよく耳にする秘密鍵ってなんなの?という疑問ですが、分かりやすくいうと小切手にする「サイン」のようなものです。
ウォレットには大きく2つの機能があって、1つは残高・履歴を表示する、もう1つは送信する、ですね。(受信は残高・履歴に含みます)
送信はまさに小切手と同じで、宛先と金額を書いて(=トランザクションを作って)、サイン(=秘密鍵で署名)しています。
ちなみに受信する際のQRコードやアドレスも秘密鍵をもとに生成されています。
つまり、そのウォレットに出入りしているトランザクションの情報は全てその秘密鍵で証明できることになり、逆にいえば秘密鍵があれば誰でもその残高の所有者になれるのです。
これが「秘密鍵は絶対に紛失、流出しないように」と言われるゆえんです。
※取引所は自分で秘密鍵が管理できずハッキングなどで流出する可能性があるため、多くの額を保管するには適していません。
ではこの大切な秘密鍵をどう管理するか。現在は紙にメモして家に保管しておくのが一般的になっています。ただ紙は劣化しますし、火事で焼失する可能性もあります。
じゃあ空き巣が入って盗まれたら。。。などと考え始めるとキリがないのですが、安価で運用レベルを少し上げるツールがこのCryptosteelです!
重厚感、アルファベットのチップを組み合わせたときの石盤のような感じから、多くの人気を呼んでいます。私は注文してから2ヶ月以上待ちました。
スマホぐらいの大きさ、厚みで220gあります。
アルファベットのチップを入れるとこんな感じになります!
ひとつ気になる点は、24まで刻印があるので24単語の復元フレーズを想定していると思うのですが、1単語につき4文字分しか入りません。
ウォレットを復元する際にTrezorやLedger Nano Sは4文字入れるとあとは補完してくれるので4文字でもいいのですが、他のウォレットでもしすべての文字を入力する必要があったら復元できなくなってしまうので、復元フレーズすべてを保管しておきたい場合は2つ購入する必要がありそうです。
とはいえまずはCryptosteelで復元フレーズを保管しておけば劣化や火事からは守れそうです。紙のメモで不安な方はぜひ使ってみてくださいね!
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