ethOSでConfigMakerを使う

さて前回に引き続きethOS1.2.4関連のネタでいこうと思ったのですが、相互リンクさせて頂いているhyperbananaさんがupdateの内容を完璧にまとめてくださっていたのでもう出る幕がなくなってしまいました(笑)最新記事ではethOS設定まとめも載っていてすごく分かりやすいですね。

ということで今回は、以前の投稿「ethOSで1つのlocal.confを複数リグに適用させる」でremote.confを導入する際に「で、外部サーバがないんだけど?」という方にピッタリのネタです!

これもethOS公式が環境を用意してくれています!その名は「ConfigMaker」。Web上でlocal.confの設定を登録すると、そのままホストしてくれるサービスです。こんな環境まで使えて$39は本当に安いですね。知れば知るほど好きになる、それがethOS。

使い方はethOS公式のナレッジベースにも載っています。

まずはConfigMakerにアクセスします。

remote.confを導入して、いまのethOSの設定をリモートに移行する、という想定で進めますので、ethOSのlocal.confをコピペします。remote.confが成功したか分かるように1行目のコメント部分の「on ethos」を「on ConfigMaker」に変更しました。

「Save Changes」ボタンをクリックして登録します。

ちなみに、行頭に#をつけるとその行はコメント(メモ)と見なされ、システム上では無視されます。これを業界ではコメントアウトといいます。プログラムの説明などを書くためのものですが、他人が書いたプログラムを見ていると、ときどき「#いつになったら帰れるのか…」とか「#よくわからんけど動いた」とか書いてあって吹き出すことがあります(笑)

登録が成功すると、Public LinkにURLが、その下に注意書きとhashが表示されたのが分かりますでしょうか?

まずPublic Linkは、このURLにいま登録したlocal.confがホストされていることを意味しています。後ほどremote.confにこのURLを記述します。

次に、このhashがとても大切なのですが、不特定多数のユーザーがConfigMakerを使用するので、今回登録したlocal.confの内容を特定するためのIDになります。

ブラウザのURLを見て頂くと分かりますが、以下のようになっています。

https://configmaker.com/?hash=648a18f0995a0b41

以後このlocal.confを修正する際はこのURLにアクセスしますので、いま見ているConfigMakerのページを必ずブックマークしましょう。hashの値はどこかにメモっておくといいと思います。

さて、それではPublic Linkをremote.confに設定しましょう!

# vi remote.conf

https://configmaker.com/my/CrazyDraftyPerkyGrub.txt ← この1行だけ記述

記述したら以下のコマンドを実行します。

# putconf

「 …………IMPORTED REMOTE CONFIG INTO LOCAL CONFIG.」と表示されれば成功です。local.confを見てみると「on ConfigMaker」になっています。

もし「REMOTE CONFIG DOES NOT EXIST OR IS FORMATTED INCORRECTLY. USING LOCAL CONFIG.」と表示された場合は、URLが間違っているかConfigMaker上のlocal.confの記述が正しくないので再度確認してください。

あとConfigMaker上でマイニングソフトも変更した場合は、いまのマイニングソフトを停止する必要があるので、上記のコマンドではなく以下のコマンドを実行します。

# putconf && minestop

これで外部サーバをお持ちでない方もremote.confを導入することができるようになりました。

以後はConfigMakerで設定を修正して、ethOSでputconfコマンドを実行するという運用になりますが、putconfコマンドは10分ごとに自動実行されるので、ConfigMakerで設定を修正して放っておいても自動でlocal.confに適用されます。マイニングソフトを変更した場合でも自動でスイッチしてくれるので、実質ConfigMakerで修正するだけになります。

リグが複数台になってくると本当に助かる機能なのでぜひ導入してみてくださいね!