ethOSでモネロ(Monero XMR)の新アルゴリズム「CryptoNightV7」をマイニング!

今回はタイムリーなネタをお届けします!

本日、モネロがASIC対策のためのHF(ハードフォーク)を行いました。マイニングアルゴリズムがCryptoNightからCryptoNightV7に変更となり、既存の設定では掘れなくなりました。

切り替わりの少し前から掘っていたのですが、HF後はハッシュレートが0に。

なぜこのような措置がとられたかといいますと、先日、各ASICメーカーがこぞってCryptoNightアルゴリズムのASICを発売しました。

かく言う私もBaikal Giant Nを1台買いまして、こちらは20KH/sで消費電力60Wというスペック。RX570 1枚が560H/s、100Wなので、どれだけASICが凶暴かお分かり頂けると思います。

ちなみに私がGiant Nを買った後にBitmainからAntminer X3が発売され、こちらは220KH/sで消費電力550Wというスペック。X3が出回ればGiant Nも役に立たなくなるでしょう。。。ASICは買い時が難しいです。

「モネロのGPUマイニングももう終わりだな~」と思っていた矢先、「モネロがASIC対策としてマイニングアルゴリズムを変更するHFを実施する」という情報が。

ASICはハッシュパワーが大きく、1つのところにハッシュレートが偏りやすくなるので、ブロックチェーンの健全化という観点ではあまり好ましくありません。そういった意味でASICは敬遠されることが多く、イーサリアムのEthashはASIC耐性のあるマイニングアルゴリズムとして有名ですね。

余談ですがついにEthashもASICが先日発売されました。イーサリアムもASIC対策でHFするかどうかの議論がなされているとのことです。

このような事情から、モネロはCryptoNightアルゴリズムからCryptoNightV7というアルゴリズムに本日変更されました。もうGiant NもX3もモネロは掘れません。(他のCryptoNightアルゴリズムの通貨は掘れます)

 

そこで柔軟に対応できるのがGPUマイニングのいいところですね!少しの設定変更でCryptoNightV7に対応できます。とりいそぎRX系のみ確認できたので記載します。(GTX系では動きません)

まずはsudo update-miner claymore-xmrコマンドでclaymore-xmrを最新版にアップデートします。

アップデートが完了したら、local.confを下記の通り設定します。他のパラメータ追加はご自由にどうぞ。

globalminer claymore-xmr
proxywallet モネロのウォレットアドレス
proxypool1 xmr-asia1.nanopool.org:14444
maxgputemp 85
globalfan 85
stratumproxy enabled
flags -pow7 1

claymore-xmrの最新版を使って、上記のようにflagsを設定するとCryptoNightV7に対応できるようです。設定後はいつものputconf && minestopコマンドで。

ちなみに私の検証環境は以下です。

・ethOS 1.3.0
・claymore-xmr v11.3

マイナーのバージョンは、show statsコマンドで確認できます。

無事にハッシュレートが上がり、マイニングが再開しました!

モネロは今後もASIC対策で定期的にHFでマイニングアルゴリズムを変更するそうです。これでモネロの平和は保たれました。

つまり、モネロも掘れない、ハッシュレートはX3の1/10という、Giant Nが最も貧乏クジを引いた感じです。。。

23件のコメント

いつも勉強させてもらってます。

モネってなぁと思ったらやっぱりテストしていたのですね。

新しいアルゴリズムのハッシュレートは前と同じくらいですか?

コメントありがとうございます!
密かにモネったつもりでしたがバレていたようですね(笑)
ハッシュレート確認したところRX570 4G 1枚あたり600H/s出てますね。消費電力はシステム27W除くと105Wくらいです。
以前にハッシュレート比較したときは560H/s、100Wだったのですが、マイナーがsgminer-gm-xmrだったので比較対象には
ならないかもです。。。

MoneroはV7でその他の草コインもV7になるのかなと思っていたら
HeavyとかAEON7とかASICのせいでかなり面倒な分裂状態。
けれど続々と後追い状態なんでASICはもうすぐ使えなくなりそうですね。

コメントありがとうございます!
Giant N、いま現在では、NHで24.16 USD/dayという数字が出ています。瞬間的な数字だとは思いますが。。。
電気代は月1,000円くらいなので、赤字になるまではのんびり掘り続けます!

ナイスハッシュは2のみ新アルゴリズムにアップデートで対応、レガシーは非対応なので動かしてもハッシュは0とのまんまです。

ま、ナイスハッシュはcpuしかモネって無いので影響ある人は少数だと思いますが

コメントありがとうございます!
レガシーは非対応なんですね。CryptoNightはGTXよりRXの方がハッシュレート高いと思うので、
対応してくれた方がRXユーザーとしてはうれしいでしょうね。

こんにちは。モネロV7は4月9日ー10日で小祭り状態でしたね。支払い単価が上がって、砂漠のオアシス状態でした。昨年は、もう少し長かったけど、今回は約1日で終了でしたね。
お陰様で干上がらずに済んでおります。
NiceHashレガシーでも出来るようになると信じて待っています。Awesome Minerは直ぐに対応しましたけど、バグありで結局お祭り中はGTX系のみ参加できました。

コメントありがとうございます!
V7はNHでかなり盛り上がっていたみたいですね~。
昨日今日でレートも少し戻りましたし、これから楽しくなりそうですね!

イーサ先輩さん!
何度も問い合わせフォームより問い合わせしているのですが,確認メールが届きません。
今は有償サポートを受け付けていらっしゃいませんか?

コメントありがとうございます!
当方からは返信させて頂いていますよ!迷惑メールに入っていないでしょうか?
コメント投稿時のメールアドレス宛にも先ほどお送りしておきましたのでご確認ください!

ウチでも夏に向けてCRYPTONIGHTV7をClaymoreで予行演習してみました。
とりあえずRX580x2枚でマイニングはできましたが、困ったことにウチの最大勢力GTX1070Tix7枚のマイナーがNiceHashしかない状況に、RX580だけではMONEROでの払出の目途が立ちません。

イーサもASIC対策でHFするかどうか微妙なだけにMONEROを掘れるようにしておかないと夏以降RX580が使い物にならなくかも?とビクビクしています。

コメントありがとうございます!
パフォーマンスはそこまで良くないとはいえASICが夏に出回ってくると、採掘量は減るでしょうね。。。
イーサ、モネロだけでなく色々な通貨が掘れるので、夏を迎えても十分に戦えますよ!

ナイスハッシュのアップデートが来ました。2は若干ハッシュ向上。レガシーは旧アルゴリズム削除でv7は実装されず‥‥

せめて2がラディオン対応してくれええええええ

ps.ライザーはコンデンサ四個モデルならサウンドカードの音質向上が体感できました

コメントありがとうございます!
CN系はRXが強いのでサポートされないのは厳しいですね。。。

あっ!ハイセンのGPU数が7ツ増えてますねッ!!!
増強したんですな\(^o^)/

コメントありがとうございます、いまテスト機を検証がてら回しています!
でもだいぶ相場が回復してきたので、マイナーはそろそろ反撃の狼煙を上げるときですね!

愚痴ですが
マシンを増やそうとヤフオクでマザーボード落札したら新古品って言ってたのに固定金具の内側のピンがぼろぼろ‥‥
しかも、ソケットカバーを着けずに付属品にカバーを入れて送って来やがった‥‥意味がわからない

メルカリでcpu買ったときは角が欠けてて動かず‥‥しかも写真では黒っぽい模様の上に置いてて欠けが目視しづらくされてました

マシン増設の失敗談ですが多少高くてもちゃんとしたお店で買うべきですね‥‥

コメントありがとうございます!
それは残念でしたね。。。私はよほどお値打ちでない限り、中古は買わないですね~。
確かにお店の方がまだ信頼できますね。

ご無沙汰してます。
Moneroに続いてEquihash用ASIC:Antminer Z9 miniが出るとか情報が入ってきました、それも早ければ6月末出荷とか。
たしか6月はEthereum用ASICも出荷が始まるはず、来月はいろいろと忙しくなるかも?
ウチでは連休前からGTX1070TiでマイニングをEquihashからTimeTravel10やPHI1612、X16Rとかに切り替え試験をしてきただけにあまりにもタイムリーな話題にビビりました。
出来ればMoneroみたいに対ASICアルゴリズムに切り替えてほしいのですがどうでしょうかね?
とりあえず試験の結果GTX1070Tiは上の3種類のアルゴリズムとは相性良さそうなのですが、Radeonは相変わらずEthereumが一番効率がいいので行けるところまで行って、だめなら効率ダウンも覚悟してMoneroかPHI1612もしくはX16Rに切り替え様かと思ってます。

コメントありがとうございます!
Z9が出たことでEthash、CryptoNight、Equihashと、GPUマイニングの代表的なアルゴリズムが
ほぼ浸食されたことになりますね。CNはV7になりましたが、それも時間の問題かなとも
思いますし、ASIC対策でHFを繰り返すのもそれが正しい道なのかと疑問に思ってしまいます。

GPUマイニングへの浸食は今後も続くのではないでしょうか。
ただGPUは小回りが利くので、これからはただ放置で掘り続けるのではなく、小回りを利かせて
利回りのいい通貨を掘るといった立ち回りが必要になるかもしれませんね。

EquihashのASICも話題ですが、週末にモナコインがSelfishMinigされたとか、ブロックチェーンも完ぺきではないとわかっていましたがこうも立て続けにネガティブなネタがでるとは・・・・
イーサ先輩の言われているように、週末は翌週の採掘通貨を決めるためマイニング計算サイトを見ていたるのですが、先週末からモナコインの採掘試算が上がってて、何かあるなと思っていたら週明けにこの情報が出てました。
実はEquihash用ASICも発表の前にもZcashやZencashの採掘利益がやたら上がってたんです。
結構いろいろ影響が出ているんですよね

コメントありがとうございます!
なるほどそれは面白い考察ですね。やはりPoWである以上、ハッシュパワーを持つところに
ある程度操作されるのは想定した上で、こちらも動かないといけませんね。

モナコインの件はブロックチェーンに対する攻撃だったのでショッキングでした。
ただ取引所がハッキングされた時にくらべると相場への影響は限定的だった気がしたので、
まだまだ世間的には仮想通貨は技術ではなく投機の対象なんだなと思ってしまいました。
(被害額の多寡もあるかもしれませんが)

まもたん へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です